島精機 新工場で横編み機4機種発表

新機種の横編み機
㈱島精機製作所(本社=和歌山市坂田、島正博社長)は23日、無縫製ニットを作る「ホールガーメント横編み機」4機種を新たに発表。 本社敷地内の「ホールガーメント横編み機」のための新工場「FA(Factory Amenity)3号棟」で報道陣や関係者らに公開した。
今回、発表された新機種「MACH2X103」「MACH2X123」は、編み幅がそれぞれ100㌢と125㌢。従来の横編み機(編み幅170㌢と150㌢)よりも編み幅を細くすることで使用する糸の使用量が減り、さらに低コスト、省エネ、省資源を可能にした。また、「SWG―FIRST154S18」「SWG―FIRST154S21」は世界で最も細かい編み目の成型横編みニットを実現し、編成効率を大幅に向上させた。
先月4日に竣工した新工場は鉄骨平屋建て、本体部分床面積2414・91平方㍍、総工費7億円。 太陽光発電設備の設置や、防災を意識した耐震性の高い造りなど、「地球環境に配慮した省エネルギーと人にやさしく快適な次世代工場」がコンセプト。島社長は「羊毛などの資源が枯渇してきている。カットして捨てるよりもロスを少なくするホールガーメント横編み機をシリーズ化させることで人に優しく、省エネ、省資源という新しいビジネスモデルを日本から世界に発信していきたい」と話していた。
島社長は、外国人で初めて世界最大級の繊維関係博物館「米国繊維歴史博物館」(マサチューセッツ州ローウェル市)で殿堂入りが決まった。 式典は、 9月10日に同州で行われる。
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