和歌山ハワイアン・フラ協会が設立

和歌山ハワイアン・フラ協会
南国を思わせる大きなヤシをバックに(左から岡さん、玉置さん、岡本さん、山尾さん、本谷さん)

 ハワイ伝統の踊り、 ハワイアン・フラで和歌山を元気に。 県内でフラの教室を開くなどする5人がこのほど、 和歌山ハワイアン・フラ協会を設立。 メンバーは 「いつか100人以上の仲間と共に大きなステージで一つの曲を踊るのが夢」 と話し、 今後さらにハワイやフラを愛する人たちとつながりを深めていきたいと意欲を燃やしている。

 協会を立ち上げたのは、 会長の岡本広子さん (73) を中心に、 山尾万里子さん(63)、 本谷恵さん (49)、 岡美香さん (48)、 玉置真衣さん (27)。 いずれも和歌山市や岩出市などでハワイアン・フラの教室を開いたり、 ハワイアンバンドでボーカルを担当している。

 きっかけは、 東日本大震災で被災地の人々が頑張る姿に心を動かされたこと。 自分たちも和歌山を活気づけ、 手を取り合おうと協会を立ち上げた。 県内にはフラの教室やサークルが数多くあるが、 これまで横のつながりはほとんどなかった。 現在、 県内の6団体約150人が所属している。

  「フラに出合って人生が変わった」 と岡本さん。 約20年前に耳にしたハワイアン音楽に衝撃を受け、 東京や大阪までフラのレッスンに通うほどのめり込んだ。 「フラは単なる踊りではなく、 心で踊ることを教わりました」

 ゆったりとした音楽に乗せ、 一つひとつの所作にも意味が込められているフラ。 メンバーは 「踊り手の心を豊かにするだけでなく、見る人を幸せな気分にし、 笑顔にさせる力がある」 と魅力を語る。 根底にあるのは「アロハとマハロの心」。 アロハとは、自然を尊び、 みんなの幸せを願うこと。 マハロは、 感謝する思いやりの気持ち。 これらのやさしい思いが込められたフラの輪を広げていきたいという。

 温暖な気候の和歌山では南国ムードが感じられる場所も多く、岡本さんは 「特にマリーナシティのロケーションは、フラにぴったり。あの場に立てば、 踊り出したくなるくらい」 と笑顔。

 4月7日に和歌山市の和歌の浦アート・キューブで、 県内では初めてハワイの有名なクム(指導者)を迎えたワークショップを開く他、7月15日には、和歌山マリーナシティでハワイアンイベントを開催予定。食や音楽など、ジャンルを問わずハワイを愛する多くの人がつながる機会にしたいと企画を進めている。

 ワークショップは当日も受け付け可能。 活動などの問い合わせは、 岡本さん (℡090・2114・4709)。

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