内視鏡と給食施設が完成 野上厚生総合病院


最新設備が導入された内視鏡室

 紀美野町小畑の国保野上厚生総合病院に完成した内視鏡室と給食施設の内覧会が、 2日開かれ、 管理者の寺本光嘉町長ら約30人が出席した。

 給食施設は老朽化のため、 内視鏡室は需要増のため、 町の平成23年度事業として建設が進められてきた。 近年胃がんの早期発見に内視鏡が使われることが多くなり、 同病院ではこれまで1室あったが、 手狭になっていた。 最新の設備により、 がん細胞の発見や除去がより行いやすくなったという。

 規模は鉄骨造平屋131・1平方㍍、 内視鏡室3室、 診察室、 カンファレンス室など。

 総事業費は9732万円。 設計監理は㈱岡本設計 (和歌山市土佐町、 岡本政仁代表取締役)、 施工は㈱丸山組 (海南市冷水、 久保利夫代表取締役)、 医療機器は㈱大黒 (和歌山市手平、 堀井孝一代表取締役) がそれぞれ担当した。

 給食施設は温度管理など安全面に配慮したオール電化で、 一度に320食分が作れる。 食中毒などを避けるため、 調理の作業行程によって、 汚染区域、 非汚染区域などに分け、 床を3色に色分けした。 また、 空気の力で、 ほこりやちりなどを除去するエアシャワーを設置した。

 規模は鉄骨造平屋366・52平方㍍、 渡り廊下51・75平方㍍。 総事業費は1億5236万3400円。 設計監理は一級建築士事務所 金岡設計 (紀の川市重行、 金岡由憲代表)、 施工は中平建設㈱ (湯浅町湯浅、 中平武治代表取締役) がそれぞれ担当した。

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