那高生と合同練習 岩出ラグビー中学生の部


高校生にタックルを受けてもらう中学生

 今月発足した少年ラグビーの岩出ラグビースクール「中学生の部」(梅田卓代表)が、岩出市高塚の県立那賀高校ラグビー部との合同練習を開始した。25日には同校で2回目の合同練習を行い、中学生は高校生のスピードやパワーを間近で体験した。同高ラグビー部の古谷友宏監督(49)は「中高一貫で指導ができれば、確実に和歌山のラグビーのレベルは上がります。指導を通じて地域に貢献できれば」と新たな挑戦に意気込んでいる。

 紀北地域のほとんどの中学校には、ラグビー部が存在しない。 小学校卒業後の環境づくりが同スクールの悲願だった。 指導者や保護者が約1年かけて計画を練ってきた。

 中学生の部のメンバーは、 同スクールの卒団生で和歌山市や紀の川市、 海南市などから集まっている。 最初の部員はゲームに最低限必要な12人でスタートした。 那賀高校の毎週水曜日の練習に参加する予定。 主にパスやタックルなど基礎を集中的に強化しチームの技術向上を図る。

 また、 平成27年に開催される 「紀の国わかやま国体」 で活躍する選手の育成が期待されている。 この日海南市から参加したラグビー歴5年の今西廉君 (12) は 「高校生に指導してもらい楽しく練習できています。 高校生のような豪快なタックルがしたい」 と話していた。

 同スクールへの問い合わせは広報担当の口野さん (℡080・1509・4343)。

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