津波・地震シェルター展示 3日まで西の丸広場

津波・地震シェルター
津波・地震シェルターの説明をする西本社長㊨

 災害時の避難場所となるシェルターの輸入・販売を手掛ける㈱シェルター(大阪府羽曳野市、西本誠一郎社長)は2、3の両日、和歌山城西の丸広場の「お城の見えるフリーマーケット」で4人家族が避難できる「津波・地震シェルター」や防災グッズを展示・紹介している。和歌山での展示は初めて。

 「津波・地震シェルター」は、強化プラスチック製の直径120㌢の球体(日本製)。12・5㌧の耐圧性があり、約100年間使用が可能。内部には空気孔とのぞき窓、食料庫が設けられている。災害時、発見されすいようにと外観は黄色一色。上部には鉄のフックが付いており、ヘリコプターで救出しやすいようになっている。価格は約48万円。

 その他、放射性物質から身を守るスイス製のシェルターの紹介や緊急避難用マスクなどの展示も行っている。

 同社は、碁盤・将棋盤の製造などを手掛ける「めぐみ堂」のグループ会社で約50年前に設立。日本・ドイツ・スイスのシェルターなどを販売している。

 同社によると、東日本大震災後に問い合わせが約500件あり、関東を中心に約60台が売れたという。西本社長は「国民の命を救おうという思いから始めた。自治会や防災訓練などがあれば無料で説明に行きます」と話している。

 7、8日はインテックス大阪(大阪府大阪市)に出展。その後は、県内を回る予定。問い合わせは同社(℡072・957・0730)。

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