作務衣でお迎え 7月から南海高野山駅


「作務衣」姿の高野山駅の係員

 世界遺産・高野山の玄関口、南海電鉄高野駅は、7月1日から駅係員が、山内の僧侶が労働(作務)時に身に着ける和服「作務衣(さむえ)」を着て乗降客を迎える取り組みを始める。

 ことしで6回目を迎え、9月までの土曜・休日とお盆期間(8月13~15日)に行う。作務衣は男性用がしもねず色、女性用はわかくさ色。駅長はズボンと草履も着用し、他の駅員は上着のみ。23年度で一日平均1555人が乗降する同駅の夏の風物詩として親しまれている。

 標高900㍍の高野山は、7~9月の平均気温が21・1度と大阪市内(27・1度)より6度も低く、避暑にも最適の地域。南海電鉄は「今夏はご家庭の節電も兼ねて高野山へぜひお越しください。見た目も涼しい作務衣の駅係員がお待ちしています」と呼び掛けている。

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