宮セネタースが優勝 和歌山市学童野球


A級で7年ぶり2回目の優勝を飾った宮セネタース

 第43回和歌山市軟式野球連盟学童部選手権・第20回きのくに信用金庫杯争奪大会の決勝が24日、北出島の市民球場などで行われ、A級では宮セネタースが7年ぶり2回目の優勝を決めた。東支部新人大会決勝以来の小倉との対戦は、宮のエース井川が緩急をつけた投球で小倉打線を完封。打線も福間が勝負強い打撃で全打点を挙げ、2―0で新人大会の雪辱を果たした。両チームは7月7日から貴志川球場で開催される県学童選手権大会に出場する。B級は宮前が10年ぶり3回目、C級は貴志が20年ぶり2回目の優勝旗を手にした。しんぽう写真館はこちらから

 ◇A級決勝

小倉 0 0 0 0 0 0 0 0
宮セネタース 0 1 0 1 0 0 X 2

 東支部の新人大会決勝では0―5で敗れ、涙をのんだ宮だが、今回は先頭打者の福間が3安打1四球と全打席出塁の活躍で、普段のチャンスメーカーが、走者をおいてポイントゲッターを務めた。

 宮は2回、谷脇の右前打をきっかけに2死1、3塁と攻め、福間の左前適時打で1点を先制した。4回には2死から白川が死球で出塁し、好調の福間につないだ。福間は期待に応え、右翼へ鮮やかな2塁打を放ち、貴重な1点を加えた。

 宮の先発マウンドを任された左腕井川は、前日の4回戦に続いての連投でやや本調子ではなかったが、スピードを落としたボールを効果的に使い、丁寧な投球を披露。要所では速球もさえ、小倉打線を散発3安打に抑え、3塁を踏ませない見事な投球で快勝した。

 宮の崎浜監督は「選手がよく頑張ってくれた。バッテリーを中心にした守り、福間を軸とした打線と、どちらも力を十分に発揮した。県大会では一つずる上を目指して大切に戦いたい」とし、坂本主将は「チームのみんなが一丸となった勝利だ。新人大会の悔しかったリベンジができ、良かった」と笑みがこぼれた。23日の4回戦、準決勝の結果と優勝、準優勝ナインは次の通り。

 ◇4回戦=小倉4―2雑賀▽紀伊7―0宮前▽宮6―3木本▽西脇3―0新南大新

 ◇準決勝=小倉7―3紀伊▽宮7―1西脇 《宮セネタース》代表=宇野義孝▽監督=崎浜秀策▽主将=坂本雄冴▽選手=井川金太郎、小堀颯、寺下網星、谷脇弘起、白川征哉、福間大朗、尾谷幸樹、水谷優太、大島航輝

 《小倉》代表=平井正和▽監督=松本聡▽主将=山本浩司▽選手=小﨑嵩策、西本拓未、西村瑠衣斗、中彌一輝、山本大地、松下晴紀、安藝叡翔、中田凱士、山門巧、根来和馬、高野陽気

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