近畿大会で準優勝 北高レスリング部


準優勝に輝き、 インターハイに弾みをつけた和北レスリング部

 和歌山北高校レスリング部は先月、 京都市で開かれた近畿高校レスリング選手権大会第48回学校対抗戦で準優勝に輝いた。 同校30年ぶりの優勝こそ逃したが、 来月開かれるインターハイのシード権を獲得。 夏の本番に向けて自信と弾みをつけた。

 大会は各府県のインターハイ予選上位4校に加え、 主催地の京都から1校の計25校が出場。 7階級から各1人の計7人でチームを編成した。

 シードの和北は2回戦から登場し、 天理教校学園 (奈良2位) に6―1で圧勝。 準々決勝の京都八幡 (京都3位) を4―3、 準決勝の南京都 (同2位) を4―3で下し、 決勝に駒を進めた。 決勝戦の相手は前回王者の網野 (同1位)。 和北は昨年大会の準決勝で敗戦している。

 リベンジを掲げて挑んだ和北は50㌔級の竿本樹生 (1年生) が激闘を演じた準決勝の疲労を隠し切れず敗戦。 続く55㌔級の三輪大珠 (2年生)、 60㌔級の坂本凌 (3年生) が勝利を収めたが、 66、 74、 84㌔級で敗れ、 30年ぶりの優勝を逃した。

 森下浩監督は 「選手たちはよくやってくれた。 勝てなかったのは自分の責任」 と決勝戦を分析。 選手不足のために本来より1階級上げて挑んだという66㌔級の増田紘也主将 (同) は 「優勝の可能性があっただけに悔しい」 と唇をかんだ。

 レベルの高い近畿大会での準優勝はインターハイを前に課題も見つかり、 いい収穫となった。 大会を終えて増田主将は 「スタミナ不足が目立った」 と振り返る。 現在はインターハイに向けた練習に取り組んでおり、 「目標は昨年よりいい成績 (ベスト8) を残すこと。 できれば3位以内を目指したい」 と意気込んだ。 メンバーは次の通り (敬称略)。

 増田紘也、 坂本凌、 岡本智幹、 三輪大珠、 長和海斗、 竿本樹生、 久保雄史

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