災害ボランティア写真展 きのくに志学館


学生らの写真の他、 現地の人の笑顔も

 和歌山大学の学生による災害ボランティア写真展が18日まで、 和歌山市西高松のきのくに志学館(県立図書館)で開かれている。

 同大地域連携生涯学習センターが主催。 展示されているのは、 東日本大震災で被災した岩手県陸前高田市と台風12号豪雨で被災した新宮市などでの活動写真約300点。 泥だらけになりながらも笑顔で活動する学生や、 浸水で汚れた写真などを修復する現場、 現地住民との交流風景などが写真に収められている。 写真は和歌山市在住の写真家、 サイモン・ワーンさんが撮影した。

 来場者は、 写真一枚一枚から伝わる現地での様子を感じながら眺めている。 同市西高松の公務員、 中西政治さん (38) は 「県内の学生が一生懸命ボランティアで汗を流してくれたことは、 私たちにとっても誇りです」 と話していた。

 同館2階では期間中、 大型テレビでの活動紹介も実施。 問い合わせは同センター (℡073・427・4623)。