自動車整備士が若者に業界紹介


生徒から積極的に質問が出された

 自動車整備士を目指す人に業界について知ってもらおうと、和歌山地区自動車整備協同組合青年部会(伊永竜也会長)は24日、和歌山市の県立和歌山産業技術専門学院(中上薫学院長)自動車工学科の生徒35人と、現場での心構えなどについてのグループ討論を行った。

 同部会初めての取り組み。討論では生徒から「技術以外に大切なことは」「開業する上で必要になるのは」といった質問が次々と投げ掛けられた。会員は「整備士は機械に触れる仕事だが、いろいろな客と話すことも大切。知識もコミュニケーション力も磨かなければ」とアドバイスを送っていた。

 1年生の川北綾香さん(18)は「自分の知らなかったことが聞けた。勉強になった」。伊永会長(41) は「みんなのやる気が伝わり、内容の濃い会になった。今後、体験的なことも入れていければ」と話していた。

 同学院の生徒は1年生の夏から就職活動を始め、冬にはほとんどの生徒の就職先が内定する。

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