坂前、對中選手優勝 県少年相撲大会


坂前、對中選手優勝 県少年相撲大会

 県相撲連盟(井手雅視会長)の第25回県少年相撲大会が11日、和歌山市有田屋町の県営相撲場で開かれ、個人戦5年生の部で和歌山市相撲教室の坂前由基選手(安楽川小)、同3年生の部で智弁和歌山小の對中(たいなか)尚樹選手が優勝した。団体戦10チーム、個人戦(学年別)88人が参加し、力と技がぶつかり合う白熱した試合を展開。4年生以上の個人戦4位(敢闘賞)までの選手は、26日に奈良県橿原市で開催される関西大会の出場切符を手にした。団体戦は有田少年Aが制し、和歌山市相撲教室Bが2位だった。

 個人戦は3年生までトーナメント戦、4年生以上はリーグ戦で行われ、 和歌山市相撲教室の3人が同じ勝ち点(9勝1敗)で1位に並んだ5年生は、 3人による優勝決定戦が行われ、体重で他の2人より40㌔上回る坂前選手(90㌔)が、 素早い出足とパワーで2連勝した。 3年生では唯一体重50㌔超の對中選手が、力と巧みな試合運びで他の選手を圧倒した。

 同学年でも選手の体重差は著しく、 5年生の60㌔を最高に6年生で35㌔、 4年生では28㌔だったが、体の大きな選手に対して、小さな選手たちは足取りなどの技を駆使して挑み、 保護者や詰めかけた相撲ファンの声援も大きかった。 新宮や真妻(印南町)のクラブからは、女子選手も出場。 攻められても最後まで諦めない頑張りが注目を浴びた。

 5年生の部優勝の坂前選手は 「去年は3位だったので、 優勝できてうれしい。 関西大会でも入賞目指して頑張る」 と意欲を見せ、 3年生の部を制した對中選手は 「県1位というので決勝はドキドキしたけど、 勝ててうれしい」 とほほ笑んだ。

 団体戦は10チームがトーナメント戦で激突。 1チーム3人で臨み、 初戦から決勝、 3位決定戦を含む10試合の内、 8試合が2勝1敗という接戦となり、 優勝は有田少年だったが、 4強には和歌山市相撲教室の2チームと健心館が入り地元勢も健闘した。 各部門の上位入賞は次の皆さん。

 【個人戦】◇1年生=①門昂矢(有田少年)②寺本塁稀(同)③田中優都(和歌山市相撲教室・西脇小)▽敢闘賞=豆塚星斗(有田少年)
 ◇2年生=①高塚恒輝(新宮J)②温井護大(同)③四元羅生(松江小)▽敢闘賞=井口陽登(真妻)
 ◇3年生=①對中尚樹②田中輝映(有田少年)③一ノ瀬元暉(和歌山市相撲教室・松江小)▽敢闘賞=寺本悠真(有田少年)
 ◇4年生=①山﨑椋矢(有田少年)②井田陽斗(和歌山市相撲教室・中央小)③前田瑞希(同・松江小)▽敢闘賞=西岡巧真(健心館・宮前小)
 ◇5年生=①坂前由基②加藤諒(和歌山市相撲教室・松江小)③花田秀虎(同・吹上小)▽敢闘賞=味村丈(健心館・浜宮小)
 ◇6年生=①奥井真吉(田辺)②井邊成政(有田少年)③沖屋遼真(和歌山市相撲教室・八幡台小)▽敢闘賞=宮井涼翔(健心館・和歌浦小)

 【団体戦】①有田少年A(監督=梅本登▽選手=山﨑椋矢、岡本冬馬、井邊成政)②和歌山市相撲教室B (監督
=河本茂▽選手=前田瑞希、藤原崇義、沖屋遼真)③同教室D(監督=沖崎誠▽選手=井田陽斗、加藤諒、坂前由基)▽敢闘賞=健心館A(監督=宮井律明▽選手=西岡巧真、味村丈、宮井涼翔、谷口智洸)

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