防災ラジオの導入検討 和歌山市
地域や気象条件などによって防災行政無線が聞こえないことがある問題について、12日の和歌山市議会本会議で一般質問が相次いだ。
薮浩昭議員(公明党議員団)は防災ラジオの導入を提案。危機管理局は「防災行政無線の弱点を克服できる災害時の情報伝達手段の一つとして有効なもの」との認識から、導入を検討しているとした上で、中継局の設置や各家庭へのアンテナの整備が必要となる地域があるなどの課題も挙げた。
渡辺忠広議員(共産党市議団)は防災行政無線の設置拡充の進捗(しんちょく)状況を質問。同局は、これまでの津波浸水予想区域内の可聴範囲を100%とするための調査設計を現在行っており、来年度に増設工事に着手すると答弁した。
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