公明の山口代表が来和
衆院選勝利へ拳を突き上げる山口代表㊥と浮島氏(左隣)
公明党県本部の時局講演会が28日、和歌山市民会館で開かれ、山口那津男党代表(60)は、10月招集予定の臨時国会で特例公債法案を成立させ、衆議院の解散を求める考えを示した。次期衆院選比例近畿ブロック予定候補、前参院議員の浮島智子氏(49)も登壇し、約2000人(主催者発表)の参加者に支持を呼び掛けた。
山口代表は、民主党の3年間の政権運営について、尖閣諸島、竹島問題をめぐる日中・日韓関係の緊張や、マニフェスト違反などを挙げて「どれをとっても失敗の連続」と厳しく批判。臨時国会で、赤字国債の発行に必要な特例公債法案を成立させ、解散総選挙に追い込むことに意欲を示した。
さらに、次期総選挙の主要政策として、防災・減災対策▽地域主権型道州制の導入▽再生可能エネルギーの開発などによる脱原発依存の3点を挙げた。
今期限りで引退する西博義衆院議員の後継となる浮島氏は、自ら主宰する劇団の子どもたちが、紀伊半島大水害の際に被災者に電池式のランタンを届ける活動をしたことなどを紹介。「子どもたちが小さいときからいろいろなものに触れて、肌身で感じ、心で学んでいく教育が必要」と話し、次期衆院選の勝利に向けて支援を訴えた。
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