和歌山3連覇 中学硬式リトルシニア


有田打線を完封をした宮崎

 中学硬式野球のリトルシニア第42回関西連盟秋季大会和歌山ブロック予選は9月29日、 最終日を迎え、 和歌山が有田との全勝対決を2―0で制し3連覇を飾った。 予選は加盟6チームがリーグ戦を展開、 和歌山市民スポーツ広場での最終戦で、 和歌山は左腕・宮崎が有田打線を2安打に抑える好投を見せ完封。 打線も4回に糸山の2塁打で先制点、 7回には満塁から相手失策で1点を加え、 5勝目を挙げた。 秋季大会は10月7日に開幕。 県代表となる和歌山、 有田両チームの活躍が期待される。 しんぽう写真館はこちらから

◇最終戦
和歌山
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有田

 和歌山の先発マウンドを任された宮崎は初回、 1死から橋本に中前打を許した。 次打者から三振を奪った後、 的場に死球を与え1、 2塁とされたが、 続く田中を三塁ゴロに打ち取り、 立ち上がりのピンチを切り抜けた。 2回以降リズムを取り戻した宮崎は、 スライダーを効果的に交え、 走者を出しても三振が取れる強気の投球を発揮。 内外野の堅守もあり有田に3塁を踏ませない、 見事なマウンドさばきを披露した。

 宮崎は打撃でも奮闘。 4回2死から左右間を破る豪快な3塁打を放ち、 勝負強い糸山の中越え2塁打で、 待望の先制ホームを踏んだ。 走者を出しながらも、 あと1本が出ずリードを広げられない和歌山打線だが、 最終回、 2死満塁と攻め、 救援した相手投手の暴投で2点目を挙げ、 勝利を引き寄せた。

 和歌山の小幡監督は 「経験のない中で、 そわそわするところもあったが、 来年の夏本番に向け、 挑戦するチームだと思う。 物足りないが、 選手おのおのが一生懸命答えを出してくれるから、 これからが楽しみだ」 とした。 森(凱)主将は 「みんなの打撃が低調だったが、 一人ひとりがつなぐことを意識したのが、 勝利になった。 関西秋季大会でも一つひとつの試合を大切に優勝を目指したい」 と意欲を示した。

 《和歌山リトルシニア》代表=小幡美代子▽監督=小幡高準▽主将=森凱豊▽選手=岡龍志、 中澤海斗、 川端大輝、 原壮真、 小島慎司、 天野武瑠、 久保海人、 糸山太知、 釣本昂城、 宮崎紀太朗、 見澤秀規、 井村廉、 宮園昇拳、 國崎涼太、 山本凌我、 廣海惇貴、 樋尻航輝、 竹田光希、 田井魁人、 谷井亮太、 森智哉、 角谷颯太、 村上修斗、 加藤遥土

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