14日まで市民会館で洋画展 青甲会


「貝の詩」を鑑賞する来場者

 長い歴史と芸術文化を継承する画家集団の青甲会(せいこうかい、 小川英夫代表)は14日まで、 和歌山市の市民会館展示室で 「第66回青甲会展」 を開いている。 会員21人が抽象画や人物画など、 約40点の洋画を展示している。

 坂口卓平さん(69)が出品した 「貝の詩」 は、 地中でじっと耐えしのぐ 「アンモナイト」 の化石を、 モダンに表現している。 小川泰弘さんが手掛けた人物画 「女性像」 は、 人間の表面的な表情だけではなく、 内面の心情まで映している。

 来場した小浦朋子さん(45)は 「いろんなジャンルが楽しめる。 見ているうちに絵の中に吸い込まれそう」 と話していた。

 小川代表(84)は 「とにかくバラエティーに富んだ作品を見てほしい。 絵の道に進む若い人たちに見てもらえれば」 と呼び掛けている。

 午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。

 問い合わせは同会事務所(℡073・487・4346)。

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