「トンガの鼻自然クラブ」に環境省表彰
トンガの鼻クラブのメンバーら
環境省が山林などの歩道整備にかかわる活動の功績をたたえる 「自然歩道関係功労者」 に和歌山市雑賀崎の 「トンガの鼻自然クラブ」 (中口裕代表) が選ばれた。
トンガの鼻は、 紀州藩が海防のため同地区の岬に造ったとされる、 台場跡がある岬。 同団体はその歴史的遺構を残そうと平成14年12月に数人で設立。 人の手が加わらなくなり、 うっそうと生い茂ったイバラや雑草を刈り取り、 岬の先端につながる里道 (りどう) を造った。 現在も継続した維持管理に取り組んでいる。 会員も現在では120人まで増加した。
16日には、 環境省出先機関の近畿地方環境事務所の職員が同団体を訪ね、 活動の功績をたたえる表彰状を伝達した。 本年度は同団体の他、 全国14の団体や個人が表彰されている。 同会の大江和雄副代表 (67) は 「表彰はこれからの活動の励みになります」 と喜んだ。
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