紀三井寺で初めて 二胡の奉納演奏


紀三井寺本堂で、 本尊に向かい奉納演奏する岩口さん

 和歌山市の救世観音総本山・西国第二番札所紀三井寺(前田孝道貫主)本堂で18日夜、 二胡の奉納演奏が行われた。 毎月18日の観音様の縁日に開く 「奉賛会」 の催しの中で、 同市秋月の岩口加奈さん(39)が演奏した。

 中国民謡 「燕(ツバメ)になりたい」 や、 聴きなじみのある 「蘇州夜曲」 「シルクロード」 「ジュピター」 などが静かな本堂に流れ、 信徒らは郷愁を誘う優しい二胡の響きに聴き入った。

 二胡は中国の楽器で、 同寺を開基した為光上人(いこうしょうにん)は中国・唐の僧。

 前田泰道副住職は 「二胡の奉納演奏は初めてです。 為光上人もきっと、 ああ懐かしいよと聴かれたと思います」 と話し、 岩口さんは 「感謝の気持ちで弾かせていただきました。 胸がいっぱいです」 と話した。

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