和歌山1区に維新・林氏名乗り


 

 日本維新の会は17日、 衆院選の第1次公認候補を発表し、 和歌山1区に元自民党衆院議員の林潤氏(40)の擁立が明らかになった。 わかやま新報の取材に林氏は 「既成政党では変えられなかった役所主導の政治の壁を、維新の力で突破したい」と意気込みを話している。 19日午後にも和歌山市内で記者会見を行う。

 林氏は東京都出身。 慶応大学商学部卒業後、 毎日新聞記者となり、 平成15年の衆院選に神奈川4区から自民党公認で出馬するも落選。 17年の 「郵政解散」 に伴う衆院選で同区に再挑戦し、 初当選。 党厚生団体対策副委員長などを歴任したが、 21年の衆院選で落選し、 現在は不動産コンサルタント会社を経営している。

 和歌山とのつながりは、 高齢者専用住宅などの仕事で何度も訪れているとのことで、 「高齢化が進む和歌山から新しいモデルを作ろうと、 これまでも取り組んできた」 と話す。

 他陣営の 「和歌山に縁のない落下傘候補」 との批判には、 「落ち込んでいる和歌山の経済を活性化するために、 元議員で経営者の経験もある自分であれば、 国会とのパイプとなって取り組める」 と話している。

 林氏の出馬表明により和歌山1区は、 民主前職の岸本周平氏(56)、 自民新人の門博文氏(47)、 共産新人の国重秀明氏(52)を含めた4人が争う激戦が予想される。

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