打田タイガース4連覇 ヤングリーグ春季大会 和歌山県予選


4連覇を達成した和歌山打田タイガースナイン

 ヤングリーグ・全日本少年硬式野球連盟の第21回春季大会県予選決勝が15日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で行われ、 和歌山打田タイガースが4連覇を達成した。 1、2年生の新チームで臨んだ全国大会出場を懸けた和歌山ビクトリーズとの代表決定戦で、 タイガースは少ない好機を得点に結びつけた打線の気迫と、先発のマウンドを任された岡本の力投で2―0の接戦を制し、来年3月に岡山・倉敷マスカットスタジアムで開催される本大会の切符をつかんだ。

 ◇決勝
打田タイガース
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ビクトリーズ

 連覇を目指すタイガースと前回準決勝で敗れた雪辱に燃えるビクトリーズの対戦は、 お互いに走者を出しながらも、 あと1本が出ないモヤモヤ状態の序盤となったが、 タイガースは3回、 連続四球で迎えた2死1、 2塁の好機に、 岡本が右前適時打を放ち、 2塁から橋中が生還。 待望の先制点を挙げた。

 なおもタイガースは4回、 1死から右翼線を破った加藤が3塁まで進み、 南口の3塁ゴロが相手内野手の失策を誘い、 その間に1点を追加した。

 2点のリードをもらったタイガースの岡本は、 4回1死から四球で走者を出したが、 ここから2者連続三振。 5回にも2四球で2、 3塁に走者を背負ったが、 内野陣の堅実な守りが得点を許さなかった。 終盤はビクトリーズ打線に反撃の機会を与えず、 9つの四球を出したにもかかわらず1安打の完封で締めくくった。

 タイガースの平松監督は 「岡本の粘りを含めバッテリーがよく頑張った。 攻撃も少ないチャンスをうまく生かしたが、 全国に向けてはこれから考える」 とし、 中根主将は 「岡本の力投と、 打線をつなぐことができたのが勝因だ。 全国ではビクトリーズの分まで全力で戦う」 と4年連続の夢舞台へ、 新たなスタートを切った。

 《和歌山打田タイガース》代表=羽端久晴▽監督=平松弘次▽コーチ=平松弘光、 林大紀▽主将=中根輝之▽選手=岡本尚輝、 橋中大和、 中瀬尋斗、 里村大成、 中本幸輝、 南口友貴、 北岡裕基、 日裏聡、 須田大地、 安村快斗、 加藤諒、 山本唯生、 根岸締誌、 芦田凌我、 宮本凌、 山田知寛、 明石直也、 堀口卓摩、 森本哲平、 川添聖弥、 下本友作、 日裏大晟、 石田康輔