耐震化し3月30日オープン 県民文化会館


外の工事を終えた県民文化会館

 平成23年4月から耐震化工事などを行っていた和歌山市小松原通の県民文化会館が3月30日にリニューアル・オープンする。 記念イベントととして、 清水達三さんの日本画展、 杉谷昭子さんらのコンサート、 東陽一監督、 SABU監督の映画上映&トークショーなどさまざまな催しが行われる。 同館は昭和45年の建設。 県はさらなる長寿命化と安全性、 利便性向上を図るため、 約25億円をかけて耐震補強工事や太陽光発電導入などを行ってきた。

 他の主な工事は、 バリアーフリー対策として、 大ホールへのエレベーターの設置、 傷病者搬送用ストレッチャーが運搬できるエレベーターへの更新、 身体障害者用トイレ改修、 展示室へのスロープ設置。
 さらに小ホール客席の座席シート交換による窮屈さの解消 (座席数は406から328に)、 特設展示室新設による展示スペースの増加など。 外観は以前と同じ色調の茶色にした。
 県文化国際課は 「2年間お待たせしました。 本館は県内初の文化の殿堂として生まれ県文と呼ばれ親しまれてきました。 県民の皆さまにどんどん使っていただきたい。 記念イベントにもお越しください」 と話している。

 記念イベントは次の通り。 イベントについての問い合わせは同課(℡073・441・2050)。

【清水達三日本画展】3月30日~4月3日(展示室)

【記念コンサート】3月30日午後3時(予定)、出演は杉谷昭子(ピアニスト)、木乃下真市(津軽三味線奏者)、和歌山児童合唱団、寺岡清高(指揮)、大阪交響楽団、ゲスト司会岡本玲(大ホール)

【映画上映&トークショー】3月30日=東陽一監督、午後1時トークショー、 2時『絵の中のぼくの村』、 4時10分『わたしのグランパ』。 31日=SABU監督、午後1時トークショー、2時『うさぎドロップ』、4時10分『ポストマンブルース』(小ホール)

【まんが家スペシャルインタビュー】3月30日午後2時~田村由美さん、 31日午後2時~助野嘉昭さん(大会議室)。 2人の複製原画展&アニメ上映も

【坂本冬美コンサート】4月1日午後2時半、 6時半、 2日午後1時半(大ホール、主催タニガワ企画)

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