岩出4年連続2冠 和歌山少年ラグビー大会


スピードを生かし果敢に攻める岩出A(高学年決勝)

第11回和歌山少年ラグビー大会が3日、 和歌山市毛見の紀三井寺公園補助競技場で開かれ、 岩出ラグビースクールが4年連続で高学年と中学年の部を制し2冠に輝いた。 高学年の部決勝は和歌山と対戦、 岩出Aは序盤からスピードを生かした果敢な攻撃で得点を重ね、 12―0で圧勝。 リーグ戦となった中学年の部では梅干しとの全勝対決を、 岩出が1点差で振り切った。 低学年の部は、 3年ぶりに和歌山Aが優勝。 全部門制覇が注目された岩出Aは準優勝と一歩届かなかった。<a href=”https://www.wakayamashimpo.co.jp/category/photo” target=_new>しんぽう写真館はこちらから</a>

県内のラグビースクールに所属している子どもたちの交流と親ぼくを深め、 仲間と助け合いながら自ら考え道を切り開くラグビースピリッツの高揚を目指し、 県ラグビーフットボール協会 (藤田憲太郎会長) が主催する大会で、 4つのスクール、 クラブから3部門に16チームが参加。 高学年は1チーム9人で試合時間は前後半合わせて20分、 中学年は7人で14分、 低学年は5人で10分とし、 トライ数をそのまま得点として行われた。
コートサイドでは、 保護者やチームOBの声援も大きく、 楕円球を追い掛け初戦からはつらつとしたプレーが繰り広げられた。

4連覇に王手をかけた岩出Aと5年ぶりのチャンピオンを狙う和歌山が顔を合わせた高学年決勝は、 開始早々から、 岩出Aの素早い動きが和歌山を圧倒。 赤井や中野のトライでリズムをつくると、 コートの両サイドを広く使った攻撃で、 得点を加え前半を8―0で折り返した。 後半に入っても、 岩出Aの勢いは止まらず成瀬、 根来らのトライが次々決まり、 和歌山に反撃の隙を与えず4点を追加してノーサイド。 準決勝の有田戦に続き2試合連続完封で締めくくった。

岩出Aの中野主将は 「きょう最初に対戦した梅干しには、 前に負けているので、 勝ててよかった。 みんなすごく得点を取ってくれたので、 どの試合も楽しく頑張れた」 と笑みがこぼれた。

中学年は4チームによるリーグ戦が行われ、 2勝同士の岩出と梅干しの対戦は、 前半2―2と息詰まる攻防となったが、 後半に入り、 岩出が松本のトライで勝ち越した。 梅干しの猛攻をチームワークで防ぎ、 1点のリードを守った。

低学年の決勝は、 準決勝を接戦の末勝ち上がった和歌山Aと2桁得点で快勝した岩出Aという対照的な両チームが激突した。 ゲームは序盤から和歌山Aが主導権を握り、 中根の3トライをはじめ山下、 森本が得点を挙げ5点のリードを奪い、 岩出Aを完封で破った。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧