団体は砂山少年剣友会V 近畿スポ少剣道大会


団体優勝メンバーと加納、 阪口両選手

 近畿ブロックスポーツ少年団・剣道交流大会が、 このほど京都府立山城総合運動公園 「太陽が丘」 体育館で開かれ、 団体戦 (小学男女) で砂山少年剣友会が、 見事優勝した。 決勝では門真市剣友会 (大阪) を4―0で破るなど硯監督の下、 5人の選手一人ひとりが伝統の力を発揮し栄冠を手にした。 砂山勢では中学生男子個人の部を、 加納誠也選手が制し、 全国大会出場を決めた他、 同女子でも阪口季穂選手が3位と健闘した。

 4年生以上で編成する団体戦は、 先鋒が4年生男女、 次鋒と副将が5、 6年女子、 中堅と大将が同男子と区分され、 各府県の強豪34チームが参加。 予選リーグ、 決勝トーナメントで白熱した試合が繰り広げられた。

 予選で奈良西、 たつの市Aを下し、 決勝トーナメントに進出した砂山は、 2回戦からの登場で京都蒼龍館に4―1で快勝。 接戦となった準決勝の湖南戦は、 2―2で迎えた大将戦で千原 (理) がメンを決め1本勝ちで、 勝利をつかんだ。 決勝は、 先鋒から副将まで4連勝で門真を圧倒したが、 トーナメント3試合で、 先鋒・千原 (陽) と中堅・岩間がともに3勝を挙げる活躍、 チームの勢いを盛り上げた。

 個人戦は男女ともに、 各府県の代表35人がトーナメントで対戦。 中学男子では、 加納選手が初戦から得意のメンがさえ5連勝。 決勝でも落ち着いた試合運びで、 河嵜選手 (京都) を破り、 3月25日から佐賀県で開催される全国大会の代表切符をつかんだ。 同女子でも阪口選手が健闘。 準決勝で惜敗したが、 初戦から3回戦まで全て延長にもつれる緊張感の中で勝ち抜いた頑張りは、 会場の注目を浴びた。

 団体戦優勝の喜びをかみしめながら千原 (理) 主将は 「素晴らしい試合だった。 チームワークがよく、 みんなで助け合ってつかんだ優勝だと思う」 とし、 岩間選手は 「リーグ戦で、 僕が敗れてピンチを招いてしまった分、 トーナメントで勝てて本当によかった」 と大会を振り返った。

 個人戦で全国に挑む加納選手は 「5回戦全て苦しい試合だったけど、 初優勝できてうれしい。 全国でも優勝目指して全力で戦う」 と意欲を示した。 団体メンバーは次の皆さん。

 《砂山少年剣友会》監督=硯昌宏▽主将=千原理暉▽選手=千原陽葉里、 川端紗季、 岩間功樹、 山本花菜

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