高齢者福祉の充実へ 「地域包括ケアを考える会」発足


各分野の参加者が情報共有を図った

 非営利の地域ネットワークで高齢者福祉を充実させようと、 和歌山地域包括ケアを考える会 (代表=山野雅弘・紀伊クリニック院長) が発足した。

 同会は、 和歌山市北東部地区 (有功、 直川、 紀伊、 川永、 山口) を対象にして、 医院や老人福祉施設などに携わる6人の発起人で設立。 今後、 介護・福祉・健康・医療など地区内の各施設や団体に参加を呼び掛け、 ネットワーク構築を図る計画だ。 9日には、 第1回の研修が同市直川の北コミュニティセンターで開かれ、 各施設や団体、 民生委員など110人が参加し情報の共有を図った。

 同会は 「本地区は、 高齢化率が全国平均 (22・1%) よりも高い25%。 地域住民がどの相談場所を訪ねても最善で、 同じ医療や介護の提供ができる社会づくりを目指していく」 と話している。

 第2回の研修は23日午後1時半から、 同コミュニティセンターで開かれ、 ケアマネジャーを対象に山野代表が 「地域包括ケアについて」 などのテーマで話す予定。 問い合わせは同会事務局 (℡090・3030・6702)。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧