県内道路網の整備促進を 決起大会に1000人


県内道路網の整備促進を訴えた大会

 高速道路をはじめとする県内道路網の整備促進を求める、 県道路協会 (会長=中村愼司紀の川市長) 主催の 「県民総決起大会」 が23日、 和歌山市のホテルグランヴィア和歌山で開かれた。

 県市長会や町村会、 各経済団体、 農業・漁業団体などが共催し、 約1000人が参加。 来賓として、 国からは鶴保庸介国土交通副大臣と国交省道路局の課長3人、 県選出の与党国会議員、 仁坂吉伸知事らがそろって出席した。

 県内の高速道路整備状況は、 計画されている距離217・2㌔に対し供用は105㌔で、 供用率は全国の都道府県で最下位の48・3%にとどまっている。

 大会では、 登壇者から御坊―南紀田辺間の4車線化事業を凍結した民主党政権への批判や、 紀伊半島一周高速道路の早期実現を求める声が続出。 鶴保副大臣は 「誰はばかることなく、 県に必要な 『命の道』 『経済効果のある道』 をつくっていく」 と述べた。

 大会決議として、 有田―南紀田辺間の4車線化早期実現▽紀伊半島一周高速道路の未事業化区間の事業化▽京奈和道、 府県間道路の早期整備▽道路関係予算の確保が採択され、 国への要望書として中村会長から鶴保副大臣、 各国会議員に手渡された。

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