ラグビートップリーガー熱闘 観客5290人沸く


迫力あるプレーで沸かせたトップリーグの選手ら

 ラグビートップリーグのオールスター戦 「FOR ALLチャリティーマッチin和歌山」 が3日、 和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場で行われ、 県内外から詰め掛けた5290人がトップリーガーの迫力あるプレーに熱い声援を送った。 台風12号水害の復興支援などが目的で、 県内のトップリーグの試合の開催は初めて。

 リーグ所属の選手が25人ずつ若手 「ヤングスター」 とベテランの 「シニアハート」 に分かれて対戦。 67―62でシニアチームが勝利した。

 選手は、 和歌山・岩出の両ラグビースクール、 市立貴志南小学校の子どもらと共に入場。 試合はヤングスターが先制トライを奪い、 リードを広げて折り返したが、 後半はシニアがペースを取り戻して接戦に。 選手たちの華麗なパスや激しいぶつかり合いに、 スタンドからは大きな歓声が上がっていた。

 一流の選手たちを間近に、 和歌山ラグビースクールの森本一平君(8)、 永田壮君(8)、 中根康晴君(8)は 「トライがかっこよかった」 「スピードが速くて、 避けるのがすごい」 「僕らもこんな広い所で試合をしてみたい」 と刺激を受けたようだった。

 対戦に先立って行われたエキシビションマッチは、 和歌山県高校選抜チームが0―25で高校ラグビー強豪の奈良県立御所(ごせ)実業Bチームに敗れた。

 会場周辺では、 選手のトークショーや、 子どもたちを対象にしたラグビー教室なども開かれ、 にぎわった。 大会収益の一部は、 東日本大震災や台風12号水害の復興支援に充てられる。

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