地域の要望実現、課題解決へ 「政権交代の証」の予算獲得

門 博文

 1月に第183回国会が召集され、 安倍総理のもと新しい政権がスタートを切りました。 私も、 昨年の総選挙において議席を頂戴し、 早いもので3カ月あまりの月日が経過いたしました。

 前回の掲載時は、 まだ具体的な御報告をさせて頂ける段階でありませんでしたが、 この間国会で補正予算の審議がなされ、 平成24年度補正予算が成立をいたしました。 特に和歌山県に関連しては第二阪和国道の関連予算が計上されました。 和歌山県側は平成24年度の当初予算では7億円の予算でありましたが、 今補正予算では実に21億円、 3倍もの予算を頂くことができました。 これは、 平生から熱心にこの道路の必要性を訴えてこられた地元、 地域の皆様、 市議会・県議会の皆様のご活動が実った成果だと思います。

 ただ、 前政権は 「コンクリートから人へ」 へとのキャッチフレーズで、 道路の建設に極めて不熱心であったのは皆様も御了知のことと存じます。 3年3カ月の間、 この第二阪和国道を含め、 京奈和道路、 阪和道など、 私たちの故郷和歌山にとってきわめて重要な道路整備は遅延を余儀なくされました。 しかし、 この度の政権交代により、 ようやく地域の要望に光が当たったのです。 長い長い空虚な歳月であったのは誠に残念なことであります。

 私は与党の一員として地元からの陳情団の皆様と共に陳情し地域の強い要望を一緒に訴えさせていただきました。 その結果、 「政権交代の証」 としてこのような3倍増の予算が獲得できました。 平成25年度予算の審議がこれから進んでまいりますが、 前政権下で滞った地域の活性化に向けて、 頑張ってまいります。

 次に南インターチェンジ構想です。 平成22年に和歌山北インターが完成し、 直川地区を中心にたいへんな発展をとげていることは皆様もご承知のことと存じます。 今度は南インターを設置することによって和歌山市の南部地域の利便性の向上と発展を図ろうということです。 完成すれば隣市の紀の川市にも、 経済的効果が期待できるような有益な構想です。

 和歌山市の和田議長や紀の川市の中村市長が早くから提唱されていたものではありますが、 前政権下ではなかなか現実味を帯びてきませんでした。 しかし、 この度の政権交代を契機に和歌山県がいち早く具体化に向け舵を切り私たちも一致協力して、 国土交通省に強力に実現を求めたところ、 このような運びとなりました。

 近畿地方整備局のご理解と迅速な対応で特段のスピードで、 実現に向けてのスタートを切ることができました。 これからもさまざまな準備活動を経なければなりませんが、 早ければ、 4、 5年後には、 新インターチェンジが完成し、 新しい和歌山のネットワークが拓けていくことになります。

 これからも、 平成25年度予算の審議が進んでまいりますが、 与党の一員として、 しっかり地域の要望の実現、 地域の課題の解決に当たって参ります。 今後とも宜しくお願い申し上げます。

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