和歌山県庁が団体準優勝 全国選抜大学・実業団相撲大会


2年連続で準優勝と健闘した県庁メンバー

 県営相撲場改築記念・第51回全国選抜大学・実業団対抗相撲和歌山大会が19日、 和歌山市有田屋町の同相撲場で開かれ、 団体戦で県庁が前回に続き準優勝と健闘。 相次ぐ熱戦が、 新たな施設の歴史に確かな1歩をしるした。 先鋒・冨田、 中堅・森本、 大将・関沢で臨んだ県庁は、 予選を2位で通過、 準々決勝では近大を圧倒、 準決勝は1勝1敗で迎えた大将戦を関沢が制し、 決勝進出を決めた。 決勝では日体大に敗れたが、 伝統を引き継ぐ選手たちの頑張りに、 一段と大きな拍手が送られた。しんぽう写真館はこちらから

 団体戦には、 大学選抜10、 実業団10チームが出場。 それぞれ3試合ずつの対抗戦で予選が行われ、 実業団では㈱松源が3戦3勝8得点で1位、 県庁は2勝1敗6得点の2位で、 8強がそろう決勝トーナメントに挑んだ。

 初戦となった準々決勝で近大と激突。 3選手が優勢に展開、 3―0で相手に反撃の隙も与えなかった。 準決勝では大学生1位の日大と顔を合わせ、 冨田が土俵際の粘りで先勝。 森本が敗れ1勝1敗となったが、 ここで関沢が気迫あふれる取り組みで、 相手を土俵際にせめ 「引き落としで」 で下した。 決勝は日体大に押し切られ0―3で、 雪辱はならなかった。 ㈱松源は、 大将・チンバトらの奮闘もあったが、 準々決勝で東京農大に涙をのんだ。  個人戦には、 一般の社会人を含め93人が参加。 トーナメントで白熱した試合が繰り広げられた。 県勢では、 県庁の関沢が5回戦(16強)に進出したのが最高だった。 東洋大の大道が初優勝を飾り、 総合成績による3賞は、 敢闘賞に関沢が選ばれ、 殊勲賞は関学大の宇良、 技能賞は九州電力㈱の吉田が獲得した。

 大会終了後、 県庁の関沢選手は 「新しくなった会場で、 もっと勝ちたかった。 みんなが力を合わせ、 チームで頑張れたことが収穫だ。 国体に向け、 さらに努力したい」 と悔しさをバネに次へのステップを誓った。 県庁、 ㈱松源の団体戦メンバーは次の皆さん。

 《県庁》監督兼選手=浅田晃秀▽選手=冨田元輝、 森本太良、 関沢英行、 矢須直

 《㈱松源》監督=中村泰明▽選手=宮本輝、 中野寿、 チンバト、 村井栄太、 井関愛生