和歌山トライアンズに注目 24日夜、ニュース番組で特集


会社訪問の取材を受ける(右から)古川社長と森太郎事業企画部部長(16日、和歌山新報社で)

 新設プロバスケットボールチーム和歌山トライアンズ (古川靖章社長) が、 経済報道番組ワールドビジネスサテライトの特集 「企業スポーツの意義について (仮)」 の収録のため、 ㈱テレビ東京 (本社=東京都港区) の取材を受けた。

 和歌山トライアンズは、 パナソニックの経営悪化に伴い休部が決定したパナソニックトライアンズを引き継ぐ形でことし2月に発足。 親会社を持たないプロチームとして、 今後和歌山で、 地元企業とどう連携して取り組むのか、 注目を浴びている。

 プロチームが企業チームと大きく違うのは出資元が保証されていないこと。 パナソニックトライアンズ時代は親会社であるパナソニックが出資し、 チームの活躍はブランドの主体である企業へと還元された。 それに対し、 和歌山トライアンズは親会社がないため、 チームの活動を維持するためには出資金を確保することが大前提となる。 選手、 チーム、 地元 「和歌山」 自体がブランドの主体であり、 和歌山トライアンズの活躍がそのままチームの収益となり、 地域活性化にもつながる。

 地元に根差したチーム作りを目指す古川社長は、 新チームをスタートさせるにあたり、 和歌山の企業と共に相乗効果を生み出す仕掛けを思案中で、 協力を求めている。

 プロチームとして活動を始めたばかりの和歌山トライアンズ。 スポーツ選手を取り巻く厳しい現状をどう打破していくか。 今後の動向が注目される。

 番組は24日、 午後11時からテレビ和歌山で放送予定。

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