総合相談支援センター開設 和歌山県社労士協同組合


専門家が相談に応じる

 県社会保険労務士協同組合(和歌山市北出島、清水義隆代表理事)は本年度、中小企業事業主を支援する「県最低賃金総合相談支援センター」を事務局内に開設した。業務改善に取り組む中小企業の労働・経営面、助成金に関する相談に専門家がワンストップ、無料で対応する。平日午前9時~午後5時。

 厚労省の中小企業相談支援のための委託事業。相談内容は、労務管理に関する賃金・退職金・労働時間制度の見直し▽就業規則の改正▽高齢者雇用▽人材育成▽労働安全衛生対策▽業務改善助成金の申請▽有期契約▽販路開拓▽新規事業▽技術指導▽資金調達▽マーケティング▽支援制度の案内――など。

 窓口での相談に加え、橋本・御坊・田辺・新宮商工会議所への出張相談、専門家の派遣も行う。10月には経営や労務に関するセミナーも開催する予定。

 同組合は、昭和63年5月に設立。開業社会保険労務士で構成し、組合員は74人(5月1日現在)。アドバイザーやコンサルタントとして、公共団体の事業活動に協力するなど、地域経済の活性化に努めようと、専門性を生かした協同事業に取り組んでいる。

 清水代表理事は「『ちょっと聞きたいな』というようなことなど、気軽に相談して活用してもらいたい」と話している。予約、問い合わせは同組合(℡073・425・6584)。

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