紀州レンジャーズ連敗脱出 4投手がつなぎ逃げ切る


連敗ストップで笑顔のナイン

 ◇前期11回戦
兵庫ブルーサンダーズ
0000000011
00200010×3
紀州レンジャーズ

 関西独立リーグ2013・紀州レンジャーズ―兵庫ブルーサンダーズの前期11回戦が、7日夜、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で行われ、紀州が3―1で逃げ切り、連敗を6でストップした。

 紀州は3回、原田、内之倉の連続安打で1死2、3塁と好機をつくり、崔智浩の左前適時打で鮮やかに2点を先制した。7回には、阿部の内野安打をきっかけに2死満塁と攻め、西田が四球を選び、押し出しで1点を加えた。

 先発のマウンドを任された藤野は、序盤から力強い投球を披露。6回1死2塁で、森につなぐまで、兵庫打線を4安打零封に抑えた。1人必殺の森、救援の栃谷の継投で、8回まで無失点で切り抜けた紀州は、最終回4人目の金子が、無死満塁のピンチを招いたが、次打者を内野併殺、左飛に打ち取り辛くも勝利をつかんだ。 紀州は再三にわたり、走者を3塁に送りながらも、あと1本が出なかった打線の奮起が今後、注目される。