創立140周年で記念集会 吹上小


元気いっぱいの歌声で祝う1年生

 ことし創立140周年を迎えた和歌山市立吹上小学校(橋量也校長)で16日、記念集会が開かれ、全校児童271人が音楽発表などで地域の人たちと共に節目を祝った。

 自治会長や前校長、保護者ら約400人が出席。高橋校長は児童たちに「皆さんは歴史と伝統のある吹上小学校で学べることに誇りを持ち、人生を歩んでいってほしいと思います」と話し、「これからの新たな飛躍につながる140周年。150周年に向けて力強く第一歩を踏み出すことをお約束いたします」と式辞を述べた。

 同校は明治6年、小松原の民家を借り開校。15年には行政区の改正により吹上、修正、新堀の3校に分けられた。18年に3校を合併し、東長町の民家が吹上小学校本校に。25年、小松原通に校舎を建設し移転した。

 同校は、これまでに1万7886人の卒業生を送り出している。多方面で活躍する著名人も多く、卒業生には、経済学者の竹中平蔵さんらがいる。

 同地区連合自治会長の中村勝次さんは、昨年上級生が取り組んだ地域の魅力発見の新聞づくりなどを例に「皆さんも6年間で何かを残して卒業してください」とメッセージ。

 全校児童を代表して、6年生の大谷和佳さん(11)が「吹上小学校が大好き。小学校が150歳、160歳になってもみんながあいさつできて楽しく過ごせる小学校にしていきたいと思います」と力強く決意した。

 集会では学校にまつわるクイズも盛り上がり、児童の歌や楽器の演奏で華やかに学校の〝誕生日〟を祝った。

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