参院選あす投票 安倍政権の半年に審判


投票箱を設置する選管職員(和歌山市立大新小学校)

 第23回参院選は21日に投開票を迎える。和歌山選挙区(改選数1)に立候補している3候補は選挙戦最終日の20日、県内各地で最後の訴えを行い、票の上積みに走った。誕生から6カ月余り、参院のねじれ解消で基盤安定を目指す安倍政権に、有権者がどのような審判を下すか注目される。

 立候補者は届け出順に、幸福実現新人の久保美也子候補(52)、共産新人の原矢寸久候補(61)、自民現職の世耕弘成候補(50)=公明推薦=の3人。

 参院和歌山選挙区の投票率は、平成16年が58・43%、19年が59・34%、22年が59・38%と近年は横ばいが続く。今回は民主と日本維新の会が候補擁立を断念した上、全国的に自民、公明の優勢が伝えられる中、投票率は低下が予想され、50%を割り込むと見る陣営もある。

 各市町村選管は投票所の設営などを済ませ、投開票を待つばかりとなった。

 投票は21日午前7時~午後8時、県内845カ所(うち595カ所で閉所時間を繰り上げ)で。開票は午後8時から各市町村の開票所で順次始まり、同日深夜には選挙区の大勢が判明する。開票終了は、選挙区が翌22日午前0時前、比例区が同3時前の予定。

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