目指せ鈴鹿で表彰台! 和大ソーラーカープロジェクト


「表彰台に上がってきます」とメンバー

 学生がソーラーカーの設計、製作の全てを行っている和歌山大学ソーラーカープロジェクトのメンバーが8月2、3日、三重県鈴鹿サーキットで行われる4時間耐久レースに出場する。今回が8回目の挑戦で、ことしのマシンは例年になく上出来という。メンバーらは、これまでかなえられなかった表彰台を目指し、真夏の鈴鹿で熱いレースに挑む。

 レースは1周5・9㌔のコースを太陽光エネルギーのみでどこまで走れるかを競う。当日は高校生、企業、大学約40チームが一斉にスタート。例年、3位までに食い込むには、40周以上の結果が必要だが、チームはまだこの記録を超えておらず前回は32周だった。これまでの最高順位は平成22年の9位。今レースで大幅な順位アップを狙う。

 マシンは全長3・8㍍×幅1・6㍍。後輪駆動で前輪2輪、後輪1輪。バッテリーなど装着品も合わせて重さ約200㌔になる。最高速度は時速90㌔まで到達可能だ。今回は、ソーラーパネルを貼り付けるカウル(外装)の重さを前回から半分の14㌔まで軽量化に成功。より速く長く走れるようになった。

 当日ドライバーは湯川候士さん(21)=システム工学部4回生=と石谷康平さ(21)=同3回生=に決定。メーンドライバーの湯川さんは「後半になるとエネルギー切れの車が続発するので、エネルギーマネジメントをしっかりしたい」と気合を入れた。チームの吉田和正代表(21)=同3回生=は「チームとピットが一つになりレースを制します」と意気込んだ。

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