紀伊小倉駅に感謝込め 和歌山高校が壁画


壁面に絵を描く生徒

 県立和歌山高校(和歌山市新庄、山﨑澄子校長)の生徒は19~21日の3日間、JR紀伊小倉駅のプラットホームの壁面に色鮮やかな絵を描いている。

 多くの生徒が通学で利用する駅。平成16年に生徒が感謝の気持ちを込めて1回目の絵を施した。約10年がたち色が劣化してきたため、改めて絵を描くことになった。近隣住民や駅の利用者からの要望もあった。

 描いている絵は〝空を走るクジラ〟列車。目的地の島までクジラがトロッコを引っ張っているストーリーになっている。20日には美術部と生徒会の9人が約20㍍の壁面にチョークで下書きし、ペンキで色塗り。21日には残りの部分に色を塗って完成させる。

 JR和歌山駅の出口秀幸副駅長(55)は「暑い中頑張ってくれている。うれしい限り」と生徒に感謝。絵を考案した、三須彩海さん(17)は「誰でも見て楽しめる絵を考えました。ぜひ、駅に絵を見に来てください」と話していた。

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