9日まで県文で「シルバー書道展」


年齢を感じさせない、しっかりとした書が並ぶ

 「第17回全国シルバー書道展和歌山展」が9日まで、和歌山市の県民文化会館展示ホールで開かれている。

 公益社団法人・日本書芸院が、公募展に出品したことのない60歳以上を対象に全国で開いている作品展で、和歌山では2年ごとに開催。県内から集まった302点を展示している。

 和歌や俳句、好きな言葉など、それぞれ思い思いの書を披露。最高齢の同市杉ノ馬場の稲垣崇峰さん(96)は、ゆったりとした柔らかな書「松花伴鶴飛」を出品している。

 子や孫、ひ孫らと、1幅の軸に作品を仕上げた「ファミリー展」には7点の出品があり、3人で「松竹梅」の一文字ずつを担当するなど、ほほ笑ましい作品も並んでいる。

 同展実行委員長の笠野崇法さん(72)は「年齢を重ねても皆さん力強く書いています。ファミリー展も毎回好評ですので、ぜひご覧ください」と話している。

 午前9時から午後5時(最終日は3時半まで)。

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