第60回記念「総合美術展」 29日まで県文

総合美術展
2人一組の作品が並ぶ会場

 和歌山文化協会(楠山繁会長)主催の「総合美術展」の60回記念展が29日まで、和歌山市の県民文化会館展示室で開かれている。

 会員の絵画、工芸、短歌や俳句などの多彩な作品と、テーマに合わせて華道部員が花を生け、2人一組で一つの世界を作るユニークな展覧会。71組の多彩な作品を一堂に展示している。

 仁坂吉伸知事の書「静謐(せいひつ)」には、谷本玲月さんがカトレアやウバメガシを。大橋建一市長の書「歌」には岩井利子さんが、楠山会長の能面には中森慶甫さんがそれぞれテーマにぴったりの花を華やかに生けている。その他、世耕弘成参院議員の水墨画や岸本周平衆院議員の書なども並ぶ。

 初日の26日は開会式とテープカットが行われ、楠山会長は「互いに交じり合って真意を合わせる展覧会は珍しく、世界中でもここだけ。今後もずっと続けていきたい」とあいさつ。来場者は花と作品、テーマが一体となった表現に「なるほど」と、じっくり鑑賞を楽しんでいた。

 午前10時から午後5時(最終日は4時まで)。27日から29日には生け花や洋画、日本画などの無料体験会を開く(午前10時~午後3時)。

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