紀の国技能奨励賞作品展 27日まで県文で

熟練の技で生み出された作品が並ぶ
熟練の技で生み出された作品が並ぶ

  県文化表彰創設50周年のプレ記念展「きのくに技能奨励賞受賞者作品展」が23日、和歌山市の県民文化会館大展示室で始まった。

 27日まで。「きのくに技能奨励賞」は、工芸品や生活用品の制作などの優れた技能を持ち、将来への成果や業績が期待できる人に県から贈られる賞で、昭和39年度に創設。平成20年度に県文化表彰に統合されている。

 平成14年度から19年度までに受賞した13人の工芸品などを展示。表彰者の分野も、蒔絵師、創作香づくり、チェーンソーアートなど、さまざま。それぞれの作品や制作道具などを、写真や映像などと併せて紹介している。

 会場には、池ノ上曙山さんの鮮やかな朱色の根来塗、櫻井榮子さんの精巧な民芸盆栽、立体感ある中谷幸さんの七宝、シェフの味村正弘さんの、美しく彩られた芸術的な料理も皿に盛り付けられて並んでいる。

 県文化国際課は「さまざまな方々の技能が光る作品展。ぜひ和歌山の底力を感じていただきたい」と来場を呼び掛けている。

 無料。午前9時から午後5時まで。問い合わせは同課(℡073・441・2052)。

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