書評ビブリオバトル 11月に県立図書館で
読書好きの人、この指止まれ!
参加者がお気に入りの本を持ち寄り、それぞれ5分間で紹介し合い、一番読みたくなった本に投票して「チャンプ本」を決める「知的書評合戦ビブリオバトル 第1回県立図書館決戦!」が11月30日、和歌山市西高松の同館(立野淑郎館長)で開かれる。館内「メディア・アート・ホール」の活性化事業で、わかやま新報など共催。12日まで参加者を募集している。
「本の持っている力、青少年に与える力は無限大。子どもたちの読書離れに歯止めを」との思いから、同館と同ホールコーディネーターの小川貴央さんが企画、主催。県内の書店5店舗が協力している。
読書が好きな人は発表者「バトラー」として、日頃あまり本を読まない人も「オーディエンス」として参加できる。オーディエンスはバトラーの発表後に質疑することができ、いろんな本に巡り合うきっかけになりそうだ。
今回は、①中・高生(県内の中学校、高校に通う生徒)②一般(県内在住者、大学生を含む)③本に関わる仕事をしている人(図書館司書、書店や公民館の勤務者など)――の3部門で実施する。個人または4人までのグループを各部門4組程度募集している。
「チャンプ本」に選ばれた本の発表者には、館長表彰として3000円分の副賞がある。
ビブリオバトルは平成19年に考案され、全国各地で開催されているが、和歌山ではあまり知られていないという。少人数で行うのが主流で、今回のように大人数で行う大会型の開催は西日本では極めて少ない。
「まずは和歌山で。それから数年間で、予選会から実施し、県大会、関西大会、そして全国大会へとつながるまで盛り上げたい」と主催者の思いは膨らむばかりだ。
参加申し込み、問い合わせは同館文化情報センター(℡073・436・9530)まで。
オーディエンスのみ当日参加可。
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