奥井選手が3連覇 東京国体レスリング

少年の部入賞者(前列左から辻、三輪、後列左から久保、奥井、吉田)
少年の部入賞者(前列左から辻、三輪、後列左から久保、奥井、吉田)

 東京都の文京スポーツセンターで今月開催された「スポーツ祭東京2013第68回国民体育大会」のレスリング競技で、奥井眞生選手(和歌山工業高校3年)が少年グレコローマン74㌔級で3連覇を達成した。少年の部はその他、県内の高校生4人が入賞するなど健闘。和歌山国体に向けて弾みをつけた。

 入賞したのは奥井をはじめ、辻誠矢(和北3年)がグレコローマン50㌔級で2位、三輪大珠(同)が同55㌔級で3位、久保雄史(同2年)が同96㌔級で5位、吉田隆起(同1年)がフリースタイル84㌔級で5位。

 奥井は8月のインターハイ準決勝で敗戦し、3位の結果に唇をかんだ。悔しさをバネに挑んだ今大会、決勝ではバックポイントを奪うと、連続ローリングを決めて優勝を勝ち取った。奥井は全試合をテクニカルフォールで圧勝。無敵の強さを誇ったが、前夜は「プレッシャーで寝れなかった」と振り返る。「優勝できてうれしかった。和歌山国体でも優勝したい」と今後に向けて意気込んだ。

 その他の選手も好成績を残したが、いずれの選手も優勝を狙っていただけに満足はしていない。辻は「もっと強くなって和歌山国体で活躍する」、三輪は「和歌山国体に出場し、東京オリンピックを目指したい」、久保は「普段の練習を生かせなかった。来年こそ優勝する」、吉田は「次こそ優勝。和歌山国体でも優勝を狙う」とそれぞれ抱負を語った。

 成年でも4選手が入賞を果たし、県は総合で6位に入賞。2年後の国体への視界は良好だ。

 県レスリング協会の森下浩さん(41)は「選手はよく頑張ってくれた。黒潮国体では2位だったので、2年後は優勝を狙いたい」と話していた。

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