智弁センバツ確実 秋季近畿高校野球

3回、右越えに先制の2塁打を放つ田中
3回、右越えに先制の2塁打を放つ田中

 平成25年度秋季近畿地区高校野球大会は大会4日目の27日、奈良県の佐藤薬品スタジアムで準々決勝3試合があり、第2試合で智弁(和歌山1位)が奈良大付属(奈良2位)に10―0の5回コールドで大勝。3年ぶりの4強を決め、来春のセンバツ出場を確実とした。

智弁 10
奈良大付

(5回コールド)
 〔智〕中野、東妻―西山〔奈〕坂口、欅谷―岩倉▽2塁打=田中、大石、西山、山本(智)出口(奈)

 強力打線が波に乗った。5回までに11安打10得点を奪い、1回戦に続く圧勝。2試合連続コールドでセンバツに大きく近づいた。

 打線は3回、1死2塁の好機で田中が右越えに2塁打を浴びせ、先制に成功。続く山本の適時打で加点した。4回は5長短打など打者10人の猛攻で一挙に6点。5回にも2点を加えた。

 投げては先発の中野が2回1死2、3塁の危機を併殺に抑え、試合の流れを引き寄せた。3回途中からマウンドに立った東妻も打者7人をきっちり抑えた。嶋仁監督は「この試合は夏でいえば和歌山大会の決勝。気合が入っていた」とし、「へこたれずに付いてきてくれた」と選手をたたえた。

 智弁は11月2日、準決勝で報徳学園(兵庫1位)と対戦する。

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