第67回「県展」始まる 近代美術館と県文で

力作が並ぶ会場(工芸部門)
力作が並ぶ会場(工芸部門)

 第67回県美術展覧会(県展)が10月31日、和歌山市の県立近代美術館と県民文化会館で始まった。
 ことしは洋画・日本画・書・写真・工芸・彫塑・華道の7部門の応募作品計506点から、265点の入賞入選作品が選ばれ、この日から日本画と書、工芸(場所は近代美術館)、華道(場所は県文)の入賞入選作品が展示されている。

 初日は開会式が行われ、主催者代表で県の野田寛芳企画部長は「この展覧会が美術を愛し、創作される皆さんの目標となれれば。より多くの県民の皆さんに参加いただけ、喜んでいただけ、評価していただける県展にしていきたい」。清水達三県美術家協会長は「子どもたちへの指導など、底辺をどう築いていくかが大切。県展がますます発展されますようお祈りしたい」とあいさつ。テープカットの後、訪れた大勢の人が力作を見て回った。

 「日本画・書・工芸・華道」は4日まで。「洋画・写真・彫塑」は6日から10日まで近代美術館で。過去の入賞者の作品を展示する「マスターズ展」は10月31日から10日まで、県民文化会館で開かれる。

 表彰式は3日午後1時から、近代美術館で行われる。

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