国際マスターズゲームズ協会が県内視察

折りたたみ式の柔道場を視察するホルム会長㊧ら(和歌山ビッグウエーブ)
折りたたみ式の柔道場を視察するホルム会長㊧ら(和歌山ビッグウエーブ)

 原則30歳以上の中高年者を対象とする4年に一度の国際スポーツ大会「ワールドマスターズゲームズ」を2021年に関西で開催することが基本合意されたのを受け、主催する国際マスターズゲームズ協会(IMGA)のカイ・ホルム会長ら3人の幹部が13日、県内を訪れ、和歌山市や上富田町のスポーツ施設を視察した。

 2021年のワールドマスターズゲームズは関西広域連合が誘致活動を進め、今月10日にアジア初となる開催が基本合意されたばかり。

 ホルム会長らは、午前中に上富田スポーツセンターを視察した後、午後は和歌山市内の紀三井寺公園、和歌山マリーナシティなどを訪問。和歌山ビッグホエール、和歌山ビッグウエーブでは、県スポーツ振興財団の山口裕市理事長、横尾英治館長らが、柔道場やフェンシング場、アリーナなどの施設を案内した。

 ホルム会長は「和歌山はそれほど規模の大きな都市ではないが、非常に質の高い施設を備えており、好印象を受けた。柔道やレスリング、テコンドーなどあらゆる競技が完璧にできる場所だと思う」と話した。

 和歌山は日本初のマスターズ陸上競技団体が発足した地。仁坂吉伸知事は「和歌山でも競技をして、健康長寿の素晴らしさを多くの皆さんに味わってもらいたい」と話し、競技実施の県内誘致を積極的に進める姿勢を示している。

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