めっけもん広場姉妹店「おいなシティ」オープン

山田代表理事組合長らによってテープカットが行われた
山田代表理事組合長らによってテープカットが行われた

 JA紀の里ファーマーズマーケット「OINACITY」(おいなシティ)が23日、岩出市荊本にオープンした。先日、農産物直売所で全国初の来店者1千万人越えを達成した「めっけもん広場」の姉妹店。地元を中心に集客を狙う。
 店舗は鉄骨造り2階建てで、延べ床面積約640平方㍍、売り場面積約340平方㍍。同JAが平成19年にJA岩出と合併、都市化の進む同市に生産者と消費者の交流の場をつくろうと、計画が進められてきた。店名は和歌山弁の「おいなして」から命名した。

 JA紀の里によると、金融機関(同JA岩出支所)と直売所を併設した都市型店舗。約400人の農家が地元の野菜や果物を出品する。

 「おふくろの味」を提供しようと、店舗内には婦人部が中心となって総菜を調理する厨房を設置。採れたての旬の食材を味わえる試食コーナーを常設している。

 同日は朝から約150人が列をつくり、開店の時を待った。午前9時前、同JAの山田泰行代表理事組合長や中芝正幸市長らがテープカット。店がオープンすると、買い物客は食材を求めて店内を回り、大にぎわいだった。

 大原稔常務理事(58)は「農業のことを理解してもらい、消費者と農家が交流できる場にしていきたい」と話していた。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧