「たま電車」耳付きにバージョンアップ

新しい「たま電車」の前で小嶋社長とたま駅長
新しい「たま電車」の前で小嶋社長とたま駅長

 和歌山電鐵㈱(和歌山市伊太祈曽、小嶋光信社長)の「たま駅長」をデザインした「たま電車」が「耳」と「帽子」を付けてバージョンアップした。10日、除幕式が行われ、より猫らしくなった「たま電車」がお披露目された。

 車両前面に取り付けられた「耳」は、幅45㌢、高さ32㌢のステンレス製で、右が黒色、左が茶色。冷房室外機カバー部分を黒く塗装し、同社のロゴマークを付け、「帽子」にした。

 「たま電車」は平成21年3月から運行。3年ほど前から改装を検討していたが、高さなど安全性の問題から見送られていた。今秋、近畿運輸局から認可され、「耳」と「帽子」が取り付けられた。

 除幕式では、小嶋社長と「たま駅長」がテープカットを行った。小嶋社長は「お客さまや地域の人の声に『聞く耳』を持ち、日本一心温まるローカル線として皆さまに楽しんでいただけるようにしていきたい」とあいさつ。「たま駅長」もマイクを向けられると「うれしいニャー」と大きく声を上げた。

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