県JAビルが竣工 和歌山駅前の活性化期待

ガラス張りの新JAビル  
ガラス張りの新JAビル  

 老朽化や耐震不足で平成23年7月から改築工事が進められていた県JAビル(和歌山市美園町)が完成し21日、現地で竣工式が行われた。地上12階、地下1階(高さ約53㍍)のガラス張りで、建築面積約1415平方㍍、延べ床面積約1万6090平方㍍。今月末からJA和歌山中央会をはじめJAバンク和歌山信連、県農協不動産㈱、㈱県農協電算センターなど7団体の入居が始まり、来月中旬に運用開始される予定。

 JA関連の事務所の他、1階には朝市や展示会ができるイベント広場「アグリテラス」や、一般の人も研修会や会議で利用できるよう、2階には多目的ホール「和(なごみ)ホール」、11階には会議室、サロンなどが設備された。

 式典は1階玄関口で行われ、仁坂吉伸知事、大橋建一市長ら来賓含めて約100人が出席。志磨神社(同市中之島)の島束穂宮司が神事を執り行った後、正面入り口前でテープカットを行い竣工を祝った。関係者向けの内覧会も開かれた。

 県JA中央会の中家徹会長は「待ち望んでいた竣工。イベントを通して、一般の方にも大いに来てもらいたい。JR和歌山駅前ということもあり、地域の活性化につながれば」と期待を込めた。
 設計は㈱JA設計(東京、長澤和雄代表取締役社長)、施工は㈱フジタ大阪支店(大阪市、新谷恭英執行役員支店長)。

 


竣工を祝うテープカット

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