官公庁などで仕事始め式

県庁の仕事始め式で決意を述べる山中さん
県庁の仕事始め式で決意を述べる山中さん

 県内の官公庁や多くの事業所は6日に仕事始めを迎え、新年の業務をスタートさせた。県庁や各市町村では年頭の仕事始め式を行い、各首長は訓示で、地域の発展、活性化に向けて山積する課題に取り組む意欲をあらためて示し、職員の活躍に期待を寄せた。

 県の仕事始め式は午前10時から、本庁と和歌山市内の出先機関の職員約800人が出席し、県民文化会館で行われた。

 仁坂吉伸知事は訓示で、経済情勢などを例に「県の勢いを取り戻すために一生懸命頑張っているが、ことしはチャンスが巡ってくる。それを生かすにはもう一踏ん張りが必要になる」と述べ、職員の奮起を促した。

 職員を代表し、会計課の山中健司さん(36)は「それぞれの持ち場で最大限の努力を尽くし、子どもからお年寄りまで県民みんなが元気になれる『元気な和歌山』の実現に向けてまい進する」と決意を述べた。

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 和歌山市の仕事始め式は課長以上の職員約170人が出席し、午前10時から本庁14階大会議室で行われ、大橋建一市長が訓示した。

 次期市長選に不出馬を表明している大橋市長は「8月の任期まで市民の要望に応えたい。希望に満ちた新年度を迎えるため、残された課題に全力投球で取り組む」と決意。また「社会の動きに敏感に反応し、市政を考えて」と職員の活躍に期待を込めた。

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 紀の川市は市役所南別館、岩出市は市役所で行った。紀の川市では約300人の職員が出席。3期目として初めて仕事始め式を迎えた中村愼司市長は「寒い日は続くが、市民の立場に立って安全で安心な市づくりを目指し、頑張りましょう」と呼び掛けた。高田英亮議長も出席し、あいさつした。

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 海南市は海南保健福祉センター、紀美野町は中央公民館で行い、海南市では職員を前に神出政巳市長が「市民が安心で元気に暮らせるまちづくりへ共に一丸となって取り組んでいこう」と式辞。山部弘議長が「市民の最良のパートナーとしてサービス向上に努めてください」とあいさつした。

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