和歌のパッチワーク 玉津島神社に奉納

作品を奉納した黒田代表(左から2人目)、大嶋さん(同4人目)
作品を奉納した黒田代表(左から2人目)、大嶋さん(同4人目)

 和歌の浦を題材にした和歌を筆で書いたようにパッチワークキルトで再現した2作品が、和歌山市和歌浦中の玉津島神社(遠北明彦宮司)に奉納された。

 奉納したのは、紀美野町奥佐々の蒲公英工房を拠点に制作活動している黒田街子代表(61)と御坊市在住の大嶋千加代さん(68)。昨年10月に同神社などで開かれた作品展に向けて制作された。制作期間は約1年。

 この日は拝殿で神事が行われ、神社側から「和歌の浦の発展のためにも大切に保存させていただきます」と感謝の言葉が贈られた。また、奉納に合わせて和歌山市出身で現在東京在住の田中黎山さん(33)の尺八演奏も奉納された。

 黒田代表は「見ていただいた人に少しでも感動してしていただければ」、大嶋さんは「母に作ってもらった着物を再利用して作った作品。母の針仕事の大変さを感じながら作りました」と話していた。

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