がん患者、歩いて支援 「RFL」和歌山初開催


がん征圧へ力強く歩く参加者たち

 がん患者や家族、支援者らが24時間歩いてたすきをつなぎ、思いを共有し合う県内初のイベント「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2014わかやま」が24日、和歌山市の和歌山城の砂の丸広場で始まった。

 実行委員会などが主催。約20チームと個人合わせて約150人が、25日午後1時まで交代で約130㍍のトラックを夜通し歩き続ける。

 「患者は24時間闘っている」とのメッセージを込め、1985年にアメリカで発祥したイベント。現在は全国40カ所以上で実施されている。

 開会式で南出尚美実行委員長は「たすきをつなぎ、共に孤独と不安の夜を越え、希望の象徴である夜明けを笑顔で迎えましょう」とメッセージ。

 手形やメッセージが書かれた横断幕を手に、がん患者らが正午にスタート。家族や支援者ら一般の参加者が続いた。夕方からは追悼や励ましのメッセージを添えたろうそくが一晩中ともされる。

 参加費や会場で集まった寄付は、公益財団法人日本対がん協会を通じ、がん患者の支援に充てられる。リレーは当日参加も可能。

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