赤いラピート人気 29日にも市駅へ
赤ラピートをカメラに収める鉄道ファンら(和歌山市駅留置線内)
南海電鉄空港線の特急「ラピート」の運行20周年とガンダム映画の公開を記念して誕生した赤ラピート「ネオ・ジオンバージョン」が21日、和歌山市駅に初めて入構した。乗客を乗せたラピートが市駅に到着するのも13年ぶり。29日にも再び入構する。
到着時刻の同日午前10時45分ごろには、ホームや沿線に鉄道やガンダムのファン400人以上が待ち構えた。遠く向こうに赤の車体が現れると、ファンは歓声を上げて喜び、興奮した様子で車両の写真や映像をカメラに収めていた。同日の入構は、難波駅から和歌山市駅までの往復ツアーイベント。市駅では併設された留置線で、撮影会や駅看板などのオークションイベントが実施された。
東京都調布市から飛行機で駆け付けツアーに参加した会社員の野崎雄一さん(46)は「デザインの細部までしっかりとして格好良く、来たかいがありました」と喜んでいた。
ツアー開催日の21日(定員160人)と29日(同135人)のチケットは、ネット販売が15分、電話販売は回線がパンクするほどの人気で即完売と、同社関係者も驚くほどの大反響となった。同社総務部の広報担当、山本明子主任(28)は「ラピートが愛してもらっていることを感じて、とてもうれしく思っています」と話していた。
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