反対署名14万分人に 山口地区産廃


計画の危険性を大橋市長㊧に訴える住民ら(27日)

 和歌山市山口地区の山中に建設が予定されている安定型産廃最終処分場計画で、地区内の住民や阪南市民の13人が27日、和歌山市役所を訪れ、大橋建一市長に建設不許可を求める約2万5000人分の署名を手渡した。これまでに提出された署名は合わせて14万人分に達した。

 住民側は、計画内容が市民に知られていない現状や、建設地が災害で崩落など被災した場合に誰が責任を取るのか、市民が山に小さなゴミでも捨てると罰せられるのに、これだけ大きなゴミはいいのかなどと訴えた。

 現地視察にも出向いたという大橋市長は「ウグイスが鳴く大変素敵な場所だった。皆さんが心配するのは当然」と一定の理解を示しながらも「私が事業を止めるのは難しい」と苦しい胸の内を明かした。

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